2014-05-18

わたしが初めてインナーチャイルドと出会ったのは、今から16~7年前。
今、師匠(わたしには師匠がたくさんいますが最初の師匠)と呼んで慕っている
鈴木美穂さんの「風のワーク」という催眠療法(ヒプノセラピー)の二日間のグループワークが最初でした。

誘導と言うのを初めて体験しました。

ワークで、どんな姿勢でもいいと言うので記憶ではわたしは床に寝ていたと思います。
そのワークでは、メインはインナーチャイルドではなくて
誘導から前世を見ると言うのが目的のワークでした。

前世も見て。
「あの。見たには見たんですが、カラーじゃなくて、白黒で色指定が入ってるような感じだったんですが、それでも見たことになるんですか?」
なんて質問をしたのを覚えています(笑)

初めて見た前世のビジョンは、江戸時代の商家のお嬢様で(笑)
好きな遊び人とは結婚せず材木問屋に嫁いで
旦那さんがなくなって、大福帳を片手に仕事をバリバリやっている人でした。
臨終の場面では、
「思い残すことはないけれど、出来れば三人の孫の成長を見届けたかった」
と家族中が見守る中亡くなって行きました。


映画を見ているようですごく面白かったです。
当時の課題は自分が家事が出来ない事でした。
能力がないわけではなくて、管理能力がない。
子どもを三人生んでキャパを越えてしまって
自分の精神バランスを崩していた時でした。
そうじも片づけもちゃんとできない。
食事の支度も手抜きばかり(実家の母が料理人で料理に手間をかけるのが当たり前でした)
おまけに旦那さんから軽い気持ちで「お前はバカだな~」と日常的に言われ、
その言葉が催眠にかかったように身体に沁み込んでいました。


あ。
前世療法の話じゃなかった(笑)

インナーチャイルド。
初めて会った子どもは、5歳の子どもでした。
両親が離婚して父に連れられ秋田から新潟に電車に乗って行き、
母の実家に。
付き添っていた父が、母の実家の玄関を出る背中を階段の上から眺める子ども。
ただ、眺めているんです。
状況がわかっていないから泣く訳でもない。
ただ、静かに眺めている。



この子と出会ったことはわたしにとってとても大きい事でした。

と言うのは、この子はそれから15年後、インナーボイスセラピスト養成講座での実践セッションでも出てきたのです。

そして、わたしはこの子がわたしの中の一番ネックになっているインナーチャイルドだと思っていたんですが、
実はもっと強力な子がいたんです(笑)

その子がわたしの本質です。
その子をイメージしてこのブログのタイトルを「本当はタフでパワフルなインナーチャイルド」としたのです。


わたしは、ヒプノセラピーでの誘導も美穂さんから何度も受けています。
ヒプノはヒプノでとても癒されて毎回気づきがありました。

でも、自分がインナーボイスを学んで、シナリオを読み解くという視点を持ったとき、
インナーチャイルドは癒されるばかりの弱い存在ではないと感じました。
傷ついているインナーチャイルドだけじゃない(^^)

わたしは、インナーボイスと言うツールで、傷ついている人をケアしようとは思っていません。
傷ついていると感じる時期には、たくさんの癒しや気づき・自分を肯定するという作業がたくさん必要だと思います。
でも、わたしはそこを担当する人ではないと思っているんです。

わたしはこれからジャンプするぞと思っている人のお手伝いがしたいし、実際にそういう方がいらっしゃいます。

自分で学び癒し、消化してきた。
でも、あと一歩、その一歩が出ない。
そんな状態。

なので、
わたしは傷ついたインナーチャイルドを癒すとは言いません。
傷ついた子もいるでしょう。
でも、
その先に本当の自分の本質である、タフでパワフルな子がいるんです(^^)
その子を見つけてあげるお手伝いをさせていただきます。

次には、
わたしがインナーボイスのセラピストになってからであった、
タフでパワフルなインナーチャイルドのお話を書かせていただきますね。

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